コラム

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2023.07.24

【相続手続き】死亡後のスマホ・インターネット・サブスク解約の手続きと注意点について

家族が亡くなると死亡後のさまざまな手続きをしなければなりません。スマホやインターネット、サブスクの解約も同様です。

契約者の死亡後に、携帯電話(スマホ)・インターネット・サブスクの解約手続きをどうやって進めるべきか、そして、何に注意すべきかを説明していきましょう。

この記事では、

  • 死亡後のスマホ・インターネットの解約または変更手続きと流れ
  • 解約の際の注意点
  • サブスク解約の注意点

について、日野市・八王子市・立川市で相続手続き・遺言作成サポートをしている行政書士法人ストレートが解説します。

死亡後のスマホ・インターネットの解約または変更手続き

スマホやインターネットの契約者が死亡した際は、通信事業者や回線事業者・プロバイダへ問い合わせをして解約・変更手続きに必要な書類を確認し、提出することになります。

携帯電話・スマホ、インターネットの回線・プロバイダは解約しなければ月々の料金が発生するので、忘れずに解約・変更手続きを行います。それぞれの解約・変更手続きの流れを紹介しましょう。

携帯電話・スマホの解約手続きの流れ

契約者が死亡し、携帯電話やスマートフォン(スマホ)を解約・変更する手続きについては、携帯ショップなど通信事業者のサポート窓口で行います。

手続きの際には、契約している携帯電話やスマホの本体、死亡の事実が確認できる戸籍謄本、除籍謄本、住民票などの公的な書類が必要です。

また、手続きをする家族の身分証明書の提示や押印を求められることもあるので、あらかじめ通信事業者に必要なものを確認してから行きましょう。

なお、解約・変更手続きをしないと月々の料金が発生する点においては、手続きは早く進めたほうがいいと言えますが、すぐに解約してしまうと亡くなった人の関係者からの連絡を確認しづらくなってしまいます。

特に、葬儀に関する連絡ができなくなったり、電話番号が使えなくなったりと、困った状況に陥りかねません。

慌ててすぐに解約せず、ある程度状況が落ち着いてから手続きを進めたほうがいい場合もあることを留意しておきましょう。

インターネットの解約・変更手続きの流れ

インターネットの解約・変更手続きの場合は回線事業者・プロバイダに電話、もしくはホームページにあるお問い合わせフォームを利用して連絡を取りましょう。

手続きには、申込書や戸籍謄本などの必要書類を提出して手続きを進めることになります。

解約するとキャリアメールアドレスが使えなくなることを留意しておく

契約を解約すると、その回線でインターネットに接続することはできません。

また、死亡した契約者が携帯電話(スマホ)の通信事業者独自に提供するメールアドレス(キャリアメール)を使用していた場合、解約すればそのメールアドレスも使えなくなります。

いったん解約して使えなくなったメールアドレスは、再度取得することがほぼできません。

そのメールアドレスでしか連絡のやり取りができない人がいる場合は、解約を早まらないように注意しましょう。

なお、同居している家族が契約を引き継ぎ、名義変更した場合であればキャリアメールアドレスやインターネット回線が使えなくなることはありません。

サブスク解約手続きを忘れないよう注意

サブスクとは、定額料金で有料サービスが使い放題になる「サブスクリプション」の略称で、インターネット上の課金システムを言います。

通常の場合はサブスクの契約者が死亡したら解約となり、遺族が引き継ぐことはありません。遺族がそのサブスクを利用したいのであれば、個別に契約をすることになります。

なお、携帯電話・スマホやインターネットの解約をしても、サブスク契約が自動的に解除されるわけではない点に注意しなければなりません。

サービスの利用規約にもよりますが、亡くなった人のサブスク契約を解約し忘れたことで発生し続けた利用料を、滞納分として遺族が支払わなければならなくなる可能性も考えられるからです。

死亡後の家族の負担を考えれば、契約したサービス名とID・パスワードの情報を共有しておくことが大切です。

死亡後のスマホ・インターネット・サブスク解約の手続きと注意点についてのまとめ

  • 亡くなった人の関係者と連絡を取れるようにしておくために、携帯電話・スマホの解約手続きは慌てず行う
  • サブスク契約は携帯電話・インターネットの契約を解約しても自動的には解約されない点に注意する
  • 家族間で契約したサービス名やID・パスワードなどの情報を共有しておくと◎

以上、死亡後のスマホ・インターネット・サブスク解約の手続きと注意点について解説しました。

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行政書士法人ストレート
行政書士 大槻 卓也
執筆者

行政書士法人ストレートの代表行政書士。「相続・遺言」「許認可申請」「在留資格申請」を中心に活躍。他士業からの相談も多いプロが認める専門家。誠実、迅速な対応でお客様目線のサービスを提供します。

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